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無意識のうちに・・・!  相模大野の司法書士からのアドバイス

2017 / 06 / 09 / 金

 

わかってもらうのに苦労しました・・・

 

今日は朝からある役所に証明書を取得に行きました。

 

相続関係を証明するための戸籍をお客様に収集いただいていたのですが、関係を証明するに足りるだけの戸籍が揃っておりませんでした。

 

これは、お客様が取得漏れをしたということでなく、戸籍の保存期間が経過していたり、戦争の際に役所が焼失したことに伴って戸籍も一緒に焼失するなど、戸籍の交付を受けれないことがあるからです。

 

そのような際は、戸籍がない証明書や焼失証明書を取得する必要があります。この証明書は郵送でも取得できるのですが、ちょっと、特殊な取り方をしなければならない事情もあって、直接窓口まで出向くことにしました。

 

窓口で証明書取得の申請をする前に、事情を説明したほうがいいかと思い、まずは相談をお願いしました。窓口に通されて、事情を説明したのですが、「この証明書は取れませんね」の一点張り。

 

奥から、ベテランとおぼしき方が現れて事情を説明したのですが、やはり証明書は取得できないとのこと。

 

物理的に取得できない戸籍を取得してほしい・・・ということをお願いしているのではなく、役所にその戸籍がないことの証明だけして欲しい・・・と何度も説明しているのですが、私の要望している証明書は出せないと言われ続け、こちらの趣旨を理解しようとするよりも、証明書を取得できない理由だけを聞かせれ、こちらもだんだんヒートアップしてきます・笑

 

20分間ほどでしょうか・・・。何度も説明をし、ようやくこちらの趣旨を理解していただき、無事証明書を発行していただくことができました。

 

証明書を発行していただく待ち時間に、なぜ最初からすんなり証明書が取得できなかったのか考えてみました。おそらく普段の一般的な証明書と異なり、少し特殊な事情があったことから、役所の方の意識の中に、最初から「取得はできない!」と思ってしまったのではないかと思います。

 

つまり、無意識のうちに「取得できない」フィルターがかかってしまい、いかに取得できないかの理由を探すことだけに意識が行ってしまい、こちらの意見を聞こうということに意識がとばなかったんだと思います。

 

逆に最初から、「取得するにはどうしたらいいのか?」と寄り添って一緒に考えてくれていたら、もっと早くこちらの意図を理解してくれて、余計な時間を費やさずに証明書を取得できたのではないかと思います。

 

コンサルで問題解決する時も同じです。

 

「出来ない!」と思ってしまうと、出来ない理由探しの旅となってしまい、お客様の悩みを解決することができません。考えずに断るのは簡単ですが、それでは自分が成長していくことはできません。

 

一方、「なんか出来る方法がないか?」という視点から物事を考えだすと、不思議と知恵がわいてくるものです。常に問題を解決するための思考が働きますので。

 

もちろん、すべて完璧にお客様のご要望にお応えることはできません。

 

しかし、「出来るためにはどうしたらいいのか?」という姿勢で執務をしていると、お客様が望んでいらっしゃることに限りなく近い代替案が提案出来たり、仮に結果がお客様の意向と異なっていたとしても、感謝の言葉をいただくことがあります。

 

コンシェルジュの視点で物事を考える必要性と重要性を朝から感じた出来事でした!

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