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旧版の地図が新たな商品へ!・・・・  相模大野の司法書士からのアドバイス

2017 / 06 / 29 / 木

 

 

地図×扇子 新たな商品は組み合わせから・・・・

 

 

私が大学生のころは、ナビは高価で買えなかったため、ドライブするには地図が必須でした。

 

社会人になり、ナビも安くなってからは、ドライブのお供は地図でなく、ナビを利用するようになったことで、車に地図を積むことがなくなりました。

 

今では、スマホで最新の地図が利用でき、ナビの代わりにもなるため、運転するときだけでなく、徒歩でお客様を訪問するときも、スマホを頼りに移動するので、紙の地図を使ったり購入する機会は全くなくなってしまいました。

 

そんなわけで、ある会社では地図の売り上げがピークの20分の1まで減っており、スマホの普及率と性能を考慮すると、今後ますます紙の地図の需要が減ってくるものと思われます。

 

国内最大手のゼンリンのように、自動運転に活用される地図のデーターベースを提供するなど、今後需要が増えると思われる新たな分野へ事業をシフトしていれば、環境変化にも対応していけると思いますが、従来の紙の地図だけを販売している会社は、今後の生き残りをかけて、戦略を考えていかなければなりません。

 

ちなみに、紙の地図が売れていない中、ゼンリン売上や利益の数字を見ると売り上げが伸びているため、環境変化にうまく対応しているものと思われます。


【ゼンリンHPより引用】

 


 

 

そんな中、紙の地図を販売している会社は、生き残り戦略の一つとして、地図を絵柄に使った各種商品を販売しているようです。文房具やゴルフウェアなど・・・・・絵柄に地図を使った商品を販売しており、特に地図を使った扇子は販売後数日で完売されるほどの人気となっているようです。地図扇子HP

 

この商品の発想が凄いと思われたのは、新版の切り替えで売れなくなった旧版の地図を捨てることなく活用しており、その地図も、有名な観光地の地域を切り取って扇子に加工している点です。

 

つまり、扇子のために新たな地図を作成するのでなく、捨ててしまう地図を再利用しているのです。また、古い地図を利用することで、現在の地図には掲載されていない、すでに廃止されている線路が地図に掲載されていて、鉄道ファンのマニア心をくすぐっている点もすばらしいアイデアだと思います。

 

単に、「扇子」を購入する層も、紙の「地図」を購入する層も少ない中で、お互いを組み合わせることで、上記の鉄道ファンなどの新たな顧客層の掘り起しをすることができます。

 

新たな商品というと、何か難しいアイデアが必要かと思われがちですが、既存の組み合わせがヒット商品になることもありますね。大半の方が所有している「スマホ」もよく考えると「携帯電話」×「パソコン」ですし。

 

また、想像できない組み合わせほどインパクトがあるかもしれません。以前のブログでご紹介した「豆腐」×「ガンダム」=ザク豆腐などもいい例だと思います。

 

ありえない組み合わせをすることで、豆腐を購入するターゲット層を、主婦から社会人・学生まで広げることに成功し、9年間で売り上げが5倍になりました。

 

成長が止まったと思われる産業でも、このように他の何かを組み合わせることで、新たなアイデアがひらめいてヒット商品が生まれるきっかけとなるかもしれませんね。

 

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