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最後まであきらめないこと・・・・・!     相模大野の司法書士からのアドバイス

2017 / 12 / 19 / 火

 

 

 

 

あきらめなければ知恵が浮かんできます・・・・・

 

 

今日は解決が困難かと思われていた相続案件が、無事、手続きできる段取りが整いました。

 

お子さんがいらっしゃらず遺言もなかったため、ご兄弟が相続人となる案件です。今後の生活のことや事情があって、残された相続財産を自分お一人で相続されるご意向だったのですが、ご兄弟と没交渉状態だったので、手続きが難航することが予測されました。

 

依頼者には、「相続分がもらえない協議内容で、相続人全員の合意を取るのはかなり難しいかもしれません」とお伝えした上で、まずは戸籍集めからお手伝いさせていただきました。

 

数ヶ月経過して、相続人となるべき人が確定したのですが、相続人のお一人が海外に引越しをされていることが判明しました。しかも昭和の時期に・・・・。

 

また一つハードルが高くなったのですが、いずれにせよ、こちらのご意向や手続きへの協力依頼を各相続人にお伝えしなければならないので、お手紙を依頼人から出していただくことになりました。

 

ちなみに、相続人宛のお手紙の内容は一緒に考えさせていただきますが、特別の事情がない限り、最初の手紙は依頼人の直筆で出してもらうようにしています。いきなり専門家から書類が送られてくると、受け手からすると身構えてしまったり、不信感をもたれることがあり、一度そのような感情をもたれてしまうと、解決するのが困難になってしまうからです。

 

また、文章は直筆で書いていただくことで、相手方にこちらの誠意も伝えることができますので、相続人の人数が多い場合は少し大変ですが、趣旨を理解していただきそのように対応していただいております。

 

いつものように依頼人から手紙を出していただき、各相続人からの連絡を待っていたところ、お一人を除き、手続きに協力していただける旨の連絡をいただくことができました。

 

ちなみに、そのお一人とは海外に在住されていた相続人です。もっとも、協議の内容に反対して手続きにご協力いただけないのではなく、戸籍の附票に記載されていた住所に送付した手紙が、受取人がいないとの理由で海外から戻ってきてしまっていたからです。

 

もう、その方の住所を調べる手段がないかと思われたのですが、あきらめることができず、その国の大使館に連絡することを思いつき、実際に海外の大使館に連絡してみることにしました。

 

日本語が通じるのか不安でしたが、日本語が対応できる方もいらっしゃったので、事情を説明し転居先を把握していないか尋ねたところ、外務省で手続きをすれば、転居先を教えてくれることもあるとの情報を聞き、早速外務省に連絡をしました。

 

外務省で、転居先を教えてもらうための手続きの方法を教えていただき、必要書類を準備したうえで、手続きを申請することになりました。

 

数週間後、外務省から本人から住所を教えていいとの許可があったということで、転居先の住所を教えてもらうことなり、その住所に再度手紙を送付したところ、快く手続きに協力していただける旨の返答があり、本日、協議書にサインと拇印がおされ、印鑑証明書に代わる大使館の証明書が合綴された書類が無事返送されてきました。

 

また、別件の打ち合わせでも、解決への途が完全に閉ざされた事情が出てきて、万事休すかと思ったのですが、あきらめずに考えていたところ別の解決方法がふと思いつき、首の皮一枚つなぐことができました。

 

「真剣になると知恵が出る 中途半端だと愚痴が出る やる気がないと言い訳が出る」とよく言われます。

 

何事もあきらめてしまうと出来ない言い訳ばかり浮かんできますが、なんとか解決しようとあきらめずに考えていると、ふとした瞬間に解決のための知恵が浮かんでくるものです。今日は、そのことを強く感じた一日となりました。

 

 

 

 

 

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