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働きながら受験するということ・・・・!   その4    相模大野の司法書士からのアドバイス

2017 / 09 / 02 / 土

 

 

リンクさせましょう・・・・・

 

昨日は、司法書士事務所で働きながら短期合格するためのポイントとして、勤務時間も勉強時間と考えて意識しましょう・・・ということで、謄本を例にしてお伝えしました。

 

今日は、司法書士事務所で働きながら勉強することで、勉強に専念している受験生よりも優位に立てるであろう点についてお伝えしたいと思います。

 

そのお伝えしたいこととは、「受験」と「実務」の知識をリンクさせることを常に意識し、勉強も仕事も行いましょう!・・・ということです。

 

最初のブログでも書きましたが、司法書士試験というのは実務に直結した試験なので、実務に必要な知識が試験に問われますし、勉強することと仕事で使う知識が重なることが多いのが特徴です。

 

しかしながら、他の資格試験、例えば行政書士試験では、「実務で必要とされる知識」と「試験合格のために必要とされる知識」が同じではありません。そのため、行政書士事務所で働きながら仕事をするには、実務で要求される知識と受験で要求される知識の両方を分けながら、覚えていく必要があります。

 

司法書士事務所で働きながら受験していて、合格までに時間がかかる人の勉強の仕方を見ていると、行政書士試験と同じように、頭の中に「受験の知識」と「実務の知識」のフォルダーを2つ設けて、それぞれの知識として覚える傾向があるように思います。そうすると、タダでさえ受験に専念している受験生よりも時間的には不利になっているうえに、受験勉強以外にも実務の知識を改めて覚えることとなるので、パフォーマンスが必然と低下してきます。

 

ですから、私も受験生に実務を教える際は、受験で勉強した知識のこのことは、今実務でやっているこのことなんだよ・・というように、実務と受験の知識をリンクさせ、一つの知識として定着してもらえるよう、意識してアドバイスしています。

 

また、受験と実務をリンクさせることで、「受験勉強をしている時にはイメージがつかなかったこと」や「言葉では理解しているが実物は見たことがない」とか「どのような場面でこの手続きが利用されるかわからない」など、受験勉強だけではわかりえなかったことが、実務とリンクすることで、勉強した知識が実務で経験値となり、暗記としてではなく理解して覚えることができるようになります。

 

まさに「百聞は一見に如かず、百見は一経験に如かず」だと思います。例えば、車の運転することやスキーを滑るときも、本をたくさん読んで運転や滑る技術を座学で勉強しても、実際に自分でそれらを体験しなければ上手くなることはできないことと同じです。

 

よって、司法書士試験でも「受験」×「実務」をリンクさせ、暗記ではなく本質的な理解を深めるように意識することが短期合格の秘訣だと思います。

 

受験勉強ばかりしていた受験生が入所し、実務とリンクして勉強するようアドバイスすると、今まで、機械的で無機質に勉強していた時とは異なり、勉強した知識の具体的なイメージがわき、理解が深まることで、知識欲が高まり、勉強が楽しくなるようです。

 

「これを知る者はこれを好む者に如かず。これを好む者はこれを楽しむ者に如かず」

 

確かに合格まではつらい道のりだと思いますが、意識の違いで結果も変わってきます。結局は楽しんで行う人には敵いません。勉強が楽しくなる秘訣は、時間や環境ではなく、ちょっとした意識の差や工夫にあるのかもしれませんね。

 

 

 

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