日頃からスタッフに、「作業でなく仕事をしましょう!」と伝えています。作業と仕事は何が違うのでしょうか?
いろんな考えやそれぞれご自身の定義があるかと思いますが、私は、
・頭を使うのが仕事でそうでないのが作業
・付加価値を生むのが仕事でそうでないのが作業
・自分がやることに価値があるのが仕事で誰でもできるのが作業
・相手に対して心をこめて行っているのが仕事でそうでないのが作業
・・・・ではないかと思っております。
仕事と作業の違いを、雑務例にして考えてみたいと思います。
例えばある人に資料のコピーをお願いしたとします。
資料をコピー機において、単にボタンを押してコピーされた用紙を、何の確認もせずに手渡しするのが作業ですね。一方、コピーがきちんと取れているか言われなくても確認にしたり、このコピーはどのような状況でだれが使うのかを考えて、ホッチキスをとめたりファイルに入れたりA3の紙なら折ってくれたりと、相手のことを考えて対応しようとしてくれるのが仕事だと思います。
雑務という一見単純なことでも、相手がどういう風にしてほしいのか常に考え、心をこめて対応してくれる人は、大きい仕事をお願いしても、「うーん流石!」と思うような仕事をしてくれます。
作業をすることに慣れてしまっている人は、自分が心を込めたり考えたりして仕事をしていないので、相手がそのように気配りをしてくれたとしても、そのことに気付くことがありません。つまり、相手から学ぶ機会がありません。しかし、仕事を行うことを意識する人は、相手がどのように考えて心をこめて気配りしてくれたのかにアンテナが立っています。よって、今までの自分ができなかったことでも、そういったことに気づいて真似をすることでさらにレベルアップするという好循環が働くので、作業をする人と仕事をする人の間には雲泥の差がつくことになります。
挨拶や接客なども同じです。マニュアル道理の一律の挨拶や接客は作業になってしまうので、サービスの提供をうける側が感動をおぼえることはありません。なぜなら、サービスを提供する人が誰であっても、相手が誰であったとしても同じことが繰り返されるだけだからです。やはり、自分のことを理解してくれて、何を欲しているのかを汲み取っていただけるサービスに感動するのではないでしょうか?
リーガルコンシェルジュという位置づけを考えたのは、手続きを一律に処理することに重きを置くのでなく、お客様のお悩みのに応じて、オーダーメイドで問題解決のお手伝いをさせていただきたい、そんな思いからです。ぜひ、何かお困りのことがありましたら、お気軽にご相談いただきたいと思います。