昨日、あるベンチャー企業の職員との会合に参加させていただきました。企業を立ち上げて間もないころからサポートさせていただいているのですが、夢にむかって着々と進捗している現状を目のあたりにして、いろんなことを感じました。
ベンチャー企業ですから、人材もいない、資金もない、コネもない・・・など、ないないだらけのスタートです。あるのは、夢、情熱、将来のビジョンなど、不確かな要素のものばかりです。
それゆえ、はじめて訪れた頃は、目標と現実の乖離が大きすぎて、事業計画を聞かされても、「本当にこの目標が形になってくるのかなあ・・?」と半信半疑でしたが、夢を熱く語る姿勢に心を動かされて私が現状でできることを支援してきました。
時の経過とともに資金が集まり、人材が集まり、工場も立ち上がり、生産設備の準備が整うなど、あの時の不安が嘘のように、あっという間のスピードで事業展開がなされてきました。
夢をもち、それを目標という形に落とし込み、それらをしっかりと見据えて、一つ一つ達成していく情熱のパワーの凄さというか、周りを巻き込む力はなんとも言えない凄さがあります。
昨日は新たに入社した社員、事業に協力いただいている技術者の方、株主なども参加したのですが、夢の達成にむけてみんなチームワークがしっかりとしておりますし、特に社員は、仕事を楽しんでやっているなあ・・ということがひしひしと伝わってきました。
ベンチャー企業に就職するというのは、ある意味リスクも伴います。まだ、形になっていない状態で今までの待遇を捨てて入社してくるわけですから・・。しかしながら、起業者の思いに賛同し、リスクをとってまでも、一緒に夢を実現したいと集まってくる人材はかけがえのない存在です。
私が好きな論語の1文の中に
「子曰わく、之を知るものは、之を好む者に如かず。 之を好む者は之を楽しむ者に如かず。」
之を仕事にあてはめると、「仕事のことを単に知っているだけの人は、仕事を好きだと思っている人にはかなわないし、仕事を好きだと思っている人は、仕事を楽しんでいる人にはかなわない」というように私は解釈し、仕事を楽しむように意識をしております。
ちなみに、「ワクワク感をもって仕事をしよう!」が今年の事務所のスローガンです。箱根駅伝で成果を出し続けている青山大学の原監督のワクワク大作戦から拝借しています。他の大学と異なって、本当に選手が楽しみながら成果を出している姿を見て、結果を出すにはまずは選手自身が楽しむことが重要だと感じたからです。
昨日の会合で、ゼロから1にすることの大変さ、夢をもちそれを実現するための目標をもつことの大切さ、仕事を楽しむことの大切さ・・・そんなことを再度確認させられた一日でもありました。