今日は、早朝の飛行機で福岡に行きます。高校の同級生との飲み会の席で旅行に行く話が出たのが理由の一つですが、6年ほど前に私の事務所に配属研修で頑張っていた研修生に会いに行きたいと思ったのがもう一つの理由です。
彼は、年齢も私よりも上で、司法書士の業界で働くのも初めてでした。自分が学生のときに修学旅行を訪れてから、福岡で住みたいという夢を思い続けていたようで、研修が終わったら神奈川から引っ越して、福岡で開業したいということでした。
配属研修の期間は2週間から1ケ月程度ですから、その期間で開業できるレベルの知識を習得することは難しいし、果たして地の利がない場所で開業するのは無謀ではないか?と最初は感じました。ただ、話を聞いているうちに、彼が福岡の地で開業したいと思っている気持ちに出来るだけ応えてあげようと思うようになり、新人でも仕事がとりやすく、今後も収益の柱になるであろう分野を二つ考えて、それらの案件を中心に、開業をイメージした研修を行うことにしました。
司法書士会で決められた配属研修の期間が経過した後も、もう少し実務を学びたいという要望があったので、2ケ月弱ほど研修を延長し、出来る限りの案件にふれてもらい、経験値を積んでもらいました。そんな本人の努力もあり、研修から数ヶ月後、福岡で開業するという自分の夢を実現させていきました。
開業してから何度かやり取りをしましたが、アドバイスしたとおりの分野に特化し、順調に事務所を経営しているようです。受身で研修を受けている配属研修生もいる中で、しっかりと自分の目標を持ち、それを実現するために研修で頑張っていた彼の現在の活躍を見るために、高校の同級生を引き連れて福岡にいってきます!