司法書士業界は、3月の年度末に仕事が集中する傾向があります。朝からずっと書類とにらめっこをして、やっと今朝刊を読む時間がとれました・・・。そこで今日は新聞の記事から考えたことをご紹介させていただきます。
以前、自動運転に関するブログを書かせていただきました。【環境変化に対応しましょう!その2】
今日の日経の一面には、トヨタとNTTが自動運転で連携することが書かれておりました。
すでに、日産はDeNA、ホンダはソフトバンク・グーグルなどのIT企業と連携をしておりますが、さすがトヨタ、NTTの連携は大きいですね。現在の通信規格の4Gの10倍もの速度のある5Gを使って大量のデータを取り込むことで、自動運転の実現に近づけるとのことです。自動運転には様々な情報をリアルタイムにやりとりする必要があるので、NTTとの連携で他のメーカーより一歩抜き出た気がします。
超高速通信を使えば、自動運転のためだけの利用でなく、いろいろなサービスと連携して便利な時代が到来しそうです。本日の企業面に、リクルートが駐車場のシェアリングサービスに参入する記事もありました。このサービスは駐車場のオーナーと自動車を止める場所を探している人をマッチングさせるサービスですが、こういったサービスも将来的には連携をさせることで、ボタン一つで近くの開いている駐車場まで自動で案内することもできるようになり、遊休資産をうまく活用する仕組みづくりにもなりそうです。
常時通信できることで、今までのネットでの電子商取引の購入履歴を参考に、AIを活用することで自動運転車から近いお店のクーポンを画面に表示させて、消費意欲を刺激することも考えられます。また、ハンドルやシートにセンサーをつけることで、心拍数など体調を管理し、データに異常があった場合は近くの病院まで自動運転するなど、今まで考えもつかなかったコラボからビジネスチャンスや利便性がぞくぞくと生まれてくるのではと思いました。
同じ業界で同じことを繰り返しては進化がありません。同じことの繰り返しでは同じ結果しか得られないからです。一見、遠回りのようでも異業種と交わりいつもと違ったことをすることで、思いもつかなかったアイデアやビジネスモデルを発見することができ、時代の環境変化に対応できる力が生まれてくるんだろうなあ・・・と思った次第です。
業界の常識が世間の非常識になっていたり、変化の芽を摘んでしまっていることもあるかもしれませんので、他の業界の新たな挑戦を参考にしながら、当事務所もいろいろなことにチャレンジしていこうと思います。