ナビがないころに自分の車に必ずと言っていいほど積まれていた道路地図、または旅行の際に必携である観光ガイド雑誌を作成している昭文社から、IOT技術とQRコード技術を組み合わせたサービスが提供されることがプレスリリースされました。
「おかえりQR」というサービスです。
認知症の高齢者や小さいお子様など、自分の居場所がわからなくなった時にご家族に位置情報を知らせるためのものです。
位置情報を知らせるものとして、携帯電話のGPS機能なども利用されていますが、そもそも認知症や幼児が携帯電話を所持していなかったり、電池が切れてしまった場合は居場所をつきとめることができません。
そこで、このサービスでは電池を必要としない、QRコードが印刷されたシールというシンプルなものとなっており、認知症高齢者や幼児の身に着けているものにシールを張っておき、迷子となった時に発見者がQRコードを読み取ることで、居場所が地図とともに登録しているご家族のメールアドレスに通知がいくという仕組みとなっています。
1シートにいろいろなサイズのQRコードシールがついていて、3240円とお手頃な金額となっています。
まずは、埼玉県内の99の郵便局にて販売されるようです。今後、増えるであろう認知症高齢者が徘徊によって行方がわからなくなることが多発すると思いますので、こういったサービスが全国に広がっていくといいですね。
まさに地図に強みを持つ昭文社ならではのサービスに最新の技術を活用して社会問題に取り組むという、社会貢献にも寄与するビジネスモデルだと思います。
私も実際のシートで試験的に運用してみて、使い勝手を見てみたいと思います!
【昭文社HPより引用】