今日の午後はお客様との打ち合わせが続きました。いろいろなご相談をうけて、お悩みを整理し、解決方法までの方向性をアドバイスさせていただきました。
20年以上実務を行っていますが、相談者に納得して安心いただくためには、実務期間の長短だけでなく、いろいろな事案を経験している必要があると感じております。
今日もお客様がお悩みになっている事案をベースに、今まで経験した類似案件につき、問題解決までの顛末までお話をさせていただくことで、ご自身が悩まれていることが整理され、解決までの具体的なイメージをもってもらうことができました。
経験にもとづきアドバイスさせていただくのと、本で勉強した知識を話すのでは、熱量や話の勢いも違いますし、お客様にもリアル感が伝わりません。
というのも、本を読んで知識を得たとしても、実際の実務を経験していなければどこが重要なポイントがわからないですし、自分の中でも解決までの具体的なイメージを描くことができません。ですから、その状態で話を伝えたとしても相手にうまく伝わらないことは明らかです。自分が経験してないわけですから・・・・・。
本で豊富な知識を吸収して、理屈がしっかりしていたとしても、実際に経験した人にはかないません。
たとえば、私は海外に行ったことがありません。ですから、私がいくら海外の文化や観光スポットについて、一生懸命本で勉強して知識を得たとしても、これから海外に行く人にリアル感を伝えることはできません。伝えたとしても、リアル感がないので共感されないと思います。
つまり、いくら本で勉強したところで、一度でも実際に海外に行った人の話には適いということです。
実際に経験しないことは、「・・・・・らしいよ」で終わってしまい、経験から滲み出る何かがないため、相手に共感してもらったり、相手を説得することができないのです。
ということで、私のスタッフには実際の案件を一つでも多く担当して、経験値を積んでもらいたいと思っておりますので、意欲があればどんどん仕事を任せて、積極的にチャレンジしてもらう環境を整えております。
同じ案件を毎日繰り返すのではなく、新しいことに毎日挑戦し、地道に一つ一つ経験を積み重ねることが、将来的に自分を助ける財産となります。
本を読むことも大事ですが、実際に行動して経験値を積むこと・・・これが一番大事ですね!