今日から三連休です。最近、まとまった時間をとることが出来なかったのですが、今回は珍しくゆったりとした時間が過ごせそうなので、読もうと思ってためていた本を読破することにあてたいと思います。
気になる本を見つけてはアマゾンで購入していたものの、読む時間を割くことが出来ず、本棚に読まれていない本が積みあがっていくことにストレスを感じておりました・・・。
今日は、【プラットフォームの教科書】という本を読みました。最近のビジネスの大半はプラットフォームビジネスとなっており、昨日のブログでも不動産情報のプラットフォームのことを書いたので、基本から勉強してみました。
プラットフォームの特徴として、
・急速に成長することができる
・一人勝ちすることができる
・一人勝ちが突然くつがえされることがある
ということを、著者は指摘しています。
一人勝ちをした例でわかりやすいのは、Windowsです。パソコンのOSであるWindowsを前提にしたアプリケーションソフトの製品が大半であったため、ほかのOSは利用する価値が低くなり、パソコン=Windowsという図式が広がり、マイクロソフトの一人勝ちとなりました。
突然くつがえされる例では、スマホが登場したことによって、今までガラケーをプラットフォームにしていた利用者がスマホへ一気にシフトしたり、ゲーム業界も任天堂のゲーム専用機の誕生から、あとを追随するメーカーによるゲーム機のプラットフォーム競争、そして、スマホの誕生によってゲーム専用機からスマホへとシフトしたことなど、新たなプラットフォームの誕生によって、利用者がめまぐるしくシフトしていく実例をあげています。
著者いわく、スマホも主役でいられるのは、あと5年と述べており、常に環境変化が起こることを想定して対応しなければ、オセロでの大逆転のようにアッという間に形勢が逆転することとなります。
民泊仲介ビジネスのエアビーアンドビー、ライドシェアビジネスのウーバーなど、新たなビジネスの拡大にはスマホが大きな役割を果たしてきました。今後、スマホが違うプラットフォームに代替されると、新たなビジネスモデルであるこれらの仕組みがあっという間に陳腐化される運命をたどることもありえます。
「最も強い者が生き残るのではなく、最も賢い者が生き延びるのでもない。唯一生き残ることが出来るのは、変化できる者である。」
グーグル、アップル、フェイスブック、アマゾンの4社はプラットフォームビジネスで大成長した企業です。果たして4社とも5年後にも同じように市場のシェアを保つことが出来るのでしょうか?