最近良く見かける人生100年時代という言葉。本日の日経にも記事が出ておりました。
アンチエイジングの需要で美容外科に高齢の方の患者が増えたり、長寿リスクを想定して死亡時の保険金を少なくして生きている間の年金を多くもらえる保険商品が人気となったり、学びなおしをしたい高齢者向けに大学がラウンジを開設するなど、人生100年時代を想定しての動きがいろいろと出てきているようです。
少し前までは、65歳の定年を迎え退職金をもらって悠々自適に第二の人生を送る・・・というのが多くの方が考えているライフプランだったと思いますが、最近では定年退職後も体が元気なうちは今までどおり働く方も多くなってきております。
人生100年時代の到来を考えると、65歳の定年退職をしてから35年もあるということです。そうなると、定年退職してから第二の人生だけを考えるのではなく、その次に変化が起きるポイントについて、別に考えておく必要がありそうです。第二の人生の次なので、第三の人生とでも言うのでしょうか?
つまり、定年退職してから働ける期間のライフプランを第二の人生、働けなくなってからの期間のライフプランを第三の人生とし、それぞれの期間に必要とされることを事前に考えて、自分自身で準備をしていく必要があるということです。
自分が認知症になった時のことを考えたり、終活を行う人が増えてきているのも、第三の人生のことを意識して、事前に準備をしている表れなのかも知れませんね。
平均寿命から考えると、自分の人生はすでに折り返し地点を過ぎたと思っておりましたが、人生100年時代が到来するのであれば、折り返し地点はまだ数年後です・・・。
今日の記事を見て、自分のライフプランもそうですが、後見人に就任してお客様の財産管理を行う場合も、平均寿命だけでなく、100年時代の到来も考えてライフプランを作成する必要があることを感じさせられた記事でした。