みずほフィナンシャルグループが大規模な構造改革の検討に入ったとのこと。2021年度までに8千人分、2026年度までに1万9千人分の業務量の削減を検討しており、定型作業を自動化する「RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)」と呼ばれるシステムを活用して、人からロボットへ業務を移して実現を図っていくそうです。
低金利、経済環境の変化で、今までのビジネスモデルでは収益があげにくい構造になってきているうえに、人件費や店舗に関するコストが負担になってきており、他の銀行も追随していくものと思います。
実際、先日発表された金融庁の金融レポートでも、地方銀行の過半数が貸出・手数料ビジネスが赤字になっておりました。
ちなみに、自動化で浮いた人員は、収益力強化のために、営業現場に投入する計画とのこと。
「ロボット」vs「人」の構造ではなく、お互いの得意な分野を上手く補完していくことで、業務効率と高収益を図っていくための改善は他業種でも急速に進んでいきそうです。