本日の日経新聞の金融経済欄に、ウルグアイの中央銀行がブロックチェーンシステムの技術を活用した「法定デジタル通貨」の試験運用を開始したことが記事になっておりました。
このブログでも何度か法定デジタル通貨の可能性や仮想通貨に関することを書かせていただいておりましたが、試験運用とはいえ、法定デジタル通貨の流通が実現したことで、お金に関する概念が変わっていきそうです。
1万人を対象に、6ケ月間試験運用を行い、国民の反応をみるようです。法定デジタル通貨は、携帯電話番号で管理をし、公共料金や店舗での支払い、個人間での金銭授受にも利用が可能とのこと。
ウルグアイが法定デジタル通貨の発行に踏み切ったのは、紙幣維持のコスト削減が目的としながらも、脱税やマネーロンダリングを防止する狙いもあるようです。
今回は試験運用のため、紙幣も今までどおり流通することとなりますが、将来的にデジタル通貨に統一させると、お金の流れをすべて中央銀行が把握することとなりますので、強力なビッグデーターとなり、運用を間違えると監視社会になりかねません・・・・・。
目に見えるお金(紙幣)が無くなる時代が、すぐそこまで到来しているのかもしれませんね。