平成28年10月から平成29年9月までに発表された商品やサービスを、「売れ行き」「新規性」「影響力」の3つの項目で判定した、日経トレンディ2017年ヒット商品ベスト30が発表されております。
このブログでもたびたび取り上げております「ビットコイン」は5位、「クラウドファンディング」は3位となっておりました。ちなみに、1位は任天堂のゲーム機の「Nintendo Switch」でした。
どれだけこのゲーム機の影響力があったのでしょうか?数字で確認してみたいと思います。
11月10日に第78期第2四半期の決算報告書が発表されております。
それによりますと、前期の第2四半期の売上高は約1368億円、今期の第2四半期の売上高は約3740億円となっており、6ケ月間の期間の比較でありながら2372億円も売上が増加しておりますし、利益も大幅にUPしております。
Nintendo Switchが発売されたのが、平成29年3月3日です。よって、平成29年4月1月から9月30日の期間である第2四半期は、Nintendo Switchの売上が反映されているともいえます。
そこで、9月30日までにどれだけNintendo Switchが販売されたのか調べたところ、任天堂のHPに累計販売数量がでておりました。この資料によると、発売されてから同日まで販売されたゲーム機は763万台です。
Nintendo Switchの定価は29980円です。単純に29980円に販売された763万台をかけますと、2287億円となり、前期と今期の第2四半期と差額の2372億円に近い数字となり、Nintendo Switchの好調な販売によって、任天堂の売上高を押し上げていることがわかります。
Nintendo Switchの第2四半期における販売状況と今後の販売予測がいいことから、決算短信を発表時に年間の売上予想も修正しています。
当初の年間売上高の予想である7500億円に対し、2100億円増の9600億円の売上予想となっております。このNintendo Switch、日経トレンディの審査基準である、「売れ行き」「新規性」「影響力」を確かに満たしており、堂々の1位であることに納得できます!