今日は都内で不動産の購入に関する手続きのご依頼があり、所有権移転の決済に立ち会ってきました。開業当初からお世話になっている方から、10年以上前にその社長様をご紹介いただいてから、登記手続きがある度に声をかけていただいております。
会社が都内にあるにもかかわらず、相模原の司法書士事務所までわざわざご依頼いただいており、ありがたい限りです・・・。
決済も無事終了し、「ちょっと話でもしませんか?」と声をかけていただいたので、近くの喫茶店まで行くこととになりました。
(本来であれば、一刻も早く事務所に戻って登記申請をするのが司法書士の習慣となっているのですが、上記のような背景もあって、社長様にお供させていただくことになりました)
喫茶店までの移動中、会社のことに関するご相談がありそうな感じでしたので、「そういえば社長の会社は、後継者は決まっていらっしゃるんですか?」とさりげなく質問をさせていただきました。
すると、「実はその件で・・・・」と事業承継に関する話の流れとなり、周りの中小企業も、良い技術を持ちながら後継者問題で悩んでいること、後継者不在によって今後会社を解散しなければならない数が増えていくこと、リタイアする社長世代から若い世代へのマッチングを行政がもっと積極的に推し進めなければならない・・・など、事業承継に関する話題で盛り上がりました。
そんなこともあって、会社の将来について真剣に考えていらっしゃる社長様でしたので、会社の現状についてヒアリングさせていただき、今後考えられる対策などをお話しているうちに、会社の事業承継と相続対策の両方についてご依頼をいただくことになりました。
今まででしたら、単なる世間話で終わっていたかもしれませんが、最近では事務所全体で事業承継に関するアンテナを立てているので、社長様が潜在的に悩まれていたことに気づくことができ、コンサルティングの仕事として追加受託をすることができました。
日頃からスタッフにも「常にアンテナを立てるように!」とお題目のように伝えているのですが(笑)、事務所が今後向かうべき方向を目標として設定したことで、今まではスルーしていたことに気づけるようになった感がします。
来年は「社長の終活」というキーワードで、事業承継の案件について積極的に関与していこうと思っております。ワンストップサービスの窓口として、事業承継に関するあらゆるお悩みに「リーガルコンシェルジュ」として対応させていただきますので、何かご心配なことがありましたら事務所までお問合せください!