昨日のブログで、決済手段であるお金が時代と共に変化してきたことを書きましたが、「お金って紙で出来ていたんですか?」と言われる時代が近いうちに到来するかもしれません。
そういった意味では、自動車も「車って人が運転していたんですか?」と言われる時代が到来することを予感させる記事が掲載されておりました。
アメリカのゼネラル・モーターズ(GM)が、無人運転の量産車を2019年に実用化していく方針のようです。
「以前のブログ」でも書きましたが、自動運転は「レベル1」から「レベル5」までの段階にわかれており、主として人が運転するのがレベル1とレベル2、主として自動運転のシステムが運転するのがレベル3からレベル5で、現在市販されている車で最高レベルはアウディのレベル3となっています。
今回GMが実用化しようとしているのは、さらに上の「レベル4」の自動運転車であり、記事によるとこの車には「ハンドル」も「ペダル」もないようで、「自動車は人がハンドルで運転する」という概念が変わっていきそうです・・・。
自動運転の開発競争が加速していくことで、自動車メーカーが単なる「車という箱」をつくるだけの会社になっていかないか心配です。自動運転になれば、車の心臓部となるのはエンジンなどのハードから、センサーやAIなどのソフトに変化していくことになるからです。
記事には、ハンドルとペダルがない実用化予定の車の写真が掲載されておりましたが、あるのが当たり前だと思っている世代からすると、この事実をなかなか受け入れ難いのですが、早ければ来年にも実現しそうということですので、自動車業界のビジネスモデルも変化の時を迎えているようですね。