先週、障がいをお持ちのお子さんのための支援施設を数カ所経営されている理事長さんと会食しました。その施設では、障がいをお持ちのお子さんが地域の方と共生できるように、積極的に地域との交流をもち、お子さんの活動範囲を広めていくことをされていらっしゃいます。
たとえば、フットサルの地元のプロチームの選手と普段から交流し、試合の時は選手と一丸となって応援する活動が地域のマスコミにも取り上げられています。また、施設のホームページでも活動の様子が紹介されており、生き生きとした笑顔が一枚一枚の写真から伝わってきます。
理事長さんは、あえて子供たちの様子を積極的に発信されています。どうしても、障がいを持たれていると、本人もご家族も活動範囲が狭くなりがちになってしまうので、そうならないように、将来のことを考えて、子供のうちに、笑顔が絶えず個性が発揮できるような環境をつくってあげることを法人の理念とされています。
フットサルはマイナーな競技のため、プロリーグであっても観戦するお客様も少ないそうです。しかし、その施設が応援しているプロチームは、子供たちが勢揃いで応援に駆け付けるため、他のチームよりも断然観戦者が多く、選手にもいい刺激となっているようです。
そんな話をお伺いしながら出てきた話が、将来のことを不安に感じられているご家族の方が多くいらっしゃるということ。
今は自分が子供の面倒を見ることができるけど、自分が認知症となったり、自分が亡くなった後の子供の生活がどうなってしまうのだろうか・・・・。このような心配や不安を感じていらっしゃるご家族のお悩みは切実な問題です。
そのようなお悩みに対する備えとして、後見制度の活用や家族信託の話をさせていただく中で、法的支援の仕組みづくりを一緒に構築していくことになりました。
自分の実現したいことをしっかり持っていて、その想いを語り、協力者を巻き込んですぐに形にしていく・・・。行動力がある人の決断は本当早いです!