今日は、相模原市と建築士事務所協会とのコラボ事業である、「空き家を活かしたしくみと暮らしやすいまちづくり事業」のセミナーと無料相談会に参加してきました。
相模原市の広報に掲載したのが直前だったということもあり、残念ながら相談者の方はお見えになりませんでした。役所の方も士業の方も大勢お見えになっていたので、空き家問題をワンストップで解決できるいい機会だったのに残念でした・・・。
もしかしたら、相模原市ではまだ空き家問題が切実な問題として市民の方に認識されていないのかもしれませんし、私たちも相談窓口としてのアピールが足りないのかもしれません。
相模原市の交通・地域安全課の職員の方による「空き家法と空き家の管理・活用」のセミナーに続いて、首都大学東京の饗庭教授による「空き家の利活用とまちづくり」と題して、話がありました。
その中で、立地の良さ=縦軸、市場性の高さ=横軸とし、「市場空き家」「非市場空き家」「自然空き家」「特定空き家」がどのような位置関係にあり、どのような特徴があるのか、空き家の種類を独自にマトリクスの図で分析されていらっしゃいました。
値段に原因があるもの、物件に問題があるもの、所有者自身に問題があるもの・・・など、空き家となっている原因からアプローチして、どのように問題解決を図っていくのかや、どの専門家がどの空き家の種類であれば、専門性を発揮することが出来るのか・・・を知るヒントになった気がします。
今、事務所でご相談を受けている空き家の案件のうちの1つが、1年間をかけ、もう少しで解決するところまで来ました。やはり、問題になってから解決するには時間も手間もかかります。
今後は、空き家のリスクについて多くの方に知っていただき、空き家とならないための予防活動に注力することが大事だなあ・・・・と感じた一日でした。