ここ数日、セミナーのキャッチコピーをスタッフと考えていました。
参加していただくお客様は、タイトルやキャッチコピーをご覧になられて「ぜひとも話を聞いてみたい!」と興味を持っていただかなければ、参加していただけません。
仮に、話す内容がお客様にとって非常にタメになる話であったとしても、参加いただけなければその内容をお伝えすることもできません。
いい内容の本を書いたとしても、本屋を訪れたお客さんが数ある書籍の中から、タイトルに興味を持って実際に手を取っていただかなければ、山積みされた本の中に埋もれてしまうのと同じことです。
ということで、スタッフと一緒にあれやこれやと知恵を絞りながら、セミナーのタイトルとキャッチコピーを考えました。
考えるにあたり、先ほどの例で書きましたが、本のタイトルは非常に参考になります。総務省の統計によると、年間に出版される書籍は7万8000点にものぼるようです。
その膨大な新刊書の中で売れていくため、タイトルから帯にいたるまでプロによる工夫が至るところに凝縮されています。それを活かさないのはもったいないということで、事務所にある書籍のタイトルから「!」と感じたものをピックアップして、参考にしました。
アイデアのプロでない自分たちでも、プロのアイデアを参考にすることで、ちょっとしたアンテナが立つようになります。本のタイトルを参考にしていく中で、CMのキャッチコピーの話題にも話が広がり、短い言葉ながら受け取る側の心を揺さぶられる「言葉の力」の偉大さを認識しました。
かく言う私も、本の購入やセミナーに参加する際、キャッチコピーでモチベーションが上がり、購入や参加のクリックボタンを押しているということが多々あります。
こちら側が何を伝えたいかという視点で考えるのではなく、お客様が何を望まれていて、どういうメッセージを発信すればお客様に響くのか・・・。
セミナーのタイトルをスタッフと議論したことで、相手に意識を飛ばすための良い勉強となりました。