昨日帰宅し、ふと机の上にある1通のDMのキャッチコピーに目がとまりました。
「おひとり様だけの旅」~みんながひとり!みんなが仲間!
以前、ゴルフツアーで利用した阪急交通社からDMが送付されてきたようで、「あれ、もしかして自分って、おひとり様でデーターが登録されているのか?」とか「おひとり様だけで旅行に行く人っているんだろか?」と疑問を感じつつ、興味本位で封を開けてみました。
すると・・・
→行きたい時に行きたい場所へ。家族・友人などのスケジュール調整も必要ありません。
→全員が「おひとり様」だから気兼ねなく参加できます。
→旅先で自分と同じ趣味・目的を持った旅の仲間と出会う事もひとり旅の魅力です。
などなど、おひとり様でも「参加してみようか!」とその気になってしまう文言が並んでいます。
また、参加者の統計が円グラフとなっており、ツアー参加者の大半が60~70代であることが示されていて、時間もお金にも余裕がありながら、旅行にあまり出かけていないおひとり様がターゲットとなっていることがわかりました。
このDMのツアー内容を見て、おひとり様の微妙な欲求に応えている企画だ感じました。例えば、ホテルの部屋割りはもちろん1名様1室、海外など移動時間が長いツアーでバスを利用する場合は、一人で2席が用意されています。
よく、新幹線などで隣の席に自分の荷物を置いて、他のお客様が来ないようにしてプライベート空間を確保しているあれです。でも、食事の際に一人ではさみしいので、ツアーの参加者と一緒に共にし、距離を縮めて新しい旅仲間が出来る仕掛けとなっています。
知らない人と一緒に寝たり、長時間の話をするのは苦手だけど、出来れば新しい仲間を見つけて楽しみたい・・・というおひとり様ならではの心理を上手く実現している企画だと感じました。
このツアーは、夫婦や友達などグループでの参加はできません。ということは、このツアーに参加し旅仲間が出来たとしても、この企画のツアーに2度と一緒に参加できないのですから、次に繋がらないのでは・・・?と思ったのですが、よくよく考えてみると、この企画でない阪急交通社の別のツアーに参加すればいいのであって、おひとり様だから旅行をためらっていたお客様の市場を開拓しているんだと気づきました。
やはりみんないろいろと考えながら、新たな市場の創造に力を入れているんだなあと思いながら、スマホを見ていたところ、同じくツアーの企画で「なるほど!」と思ったニュースがありましたので、明日はその件をご紹介しながら、続きを書いてみたいと思います!