今日は、お客様からいただいた巨人戦のチケットを持って、子供と一緒に東京ドームまで久しぶりの野球観戦に行ってきました。
テレビで観戦するのと違い、球場に入ってすぐに感じる臨場感や一体感がたまらなくいいですね。久しく野球中継を見ない間に、巨人の選手がほとんど知らない選手になっていて、スタメンのうちで名前を知っている選手が2名しかいなかったのには、浦島太郎感を感じましたが・・。
私たちが観戦していた場所は、年間指定席のプレミアムラウンジのシートだったため、野球観戦でよく見かける売り子さんが来ない場所だったのですが、ちょうど上から見下せる場所の内野席をあちこち行き交うビールの売り子さんの動きを見ておりました。
ライバルの売り子さんにお客さんを取られないように、ビールを注いでいる間も絶え間なく視線を周りに配りながら常にお客様を探し、ビールをお客様に渡した後は一息つく暇もなく、次のお客様を求めて通路をせわしなく動き回る姿の繰り返しです。
あれだけ頻繁に行き交っていながら、自分が過去に野球観戦の際、いざビールを購入しようと思ったときに周りを見回しても見つからないことがあったことを思い出し、スマホの専用アプリがあれば、自分が飲みたいタイミングでアプリで注文できるし、売り子さんも無駄な動きをすることなく注文を受けることが出来るのでは・・なんてことを試合を見ながら考えていました。
売り子さんでは、その人の能力によって売り上げが左右されますが、スマホでの注文が当たり前になれば、試合相手がどこで、気温が何度で、何時くらいが売り上げが多いか、アプリを通じでビッグデータを集めることができるので、それらを活用して販促に活用することができます。
また、スマホのアプリで支払いができるようになれば、千円札で支払って小銭でお釣りをもらうという手間がかかりませんし、売り子さんもお釣り足りなくてお店に戻るなんてこともなります。しかも、2杯目以降は50円引きのクーポンをアプリで発行して更なる販促に使ったらどうかや、野球観戦に良くいく人ならポイントを積み立てることも出来るし・・・など、途中から気になって試合に集中できなくなりました(笑)
残念ながら、私がふと思いついたこのアイデアは、数年前に実際にアプリとなっていたようですが、イノベーションやヒット商品は、「こうだったらいいなあ・・」という何気ないニーズを追究することで生まれることがあります。
ビールの売り子さんが今後も残る職業となるのか、キャッシュレス化が進むのか、野球ファンを囲い込めるプラットフォームがあればビジネスチャンスになるとか、ビッグデータは積極的に活用しないともったいよな・・・など、純粋に野球観戦できないのは、職業病なんでしょうかね!