万一のリスクに備えて生命保険に入っていて、保険金が下りたとしても未成年の子供が受取人になる場合は、保険金の適切な管理をすることは期待できません。
配偶者を受取人としていても、実家に子供を預けて夫婦で外出中に事故にあって夫婦ともお亡くなりになられた場合は、未成年の子供が最終的な受取人になるケことが考えられます。
一括して多額の金員を受け取ったことで、浪費癖がついてしまったり、消費者被害で金員を騙し取られてしまうようなことが実際に起こりえますので、生命保険に加入する場合はその出口(受け取る時)まで意識する必要があります。
そんな心配をかかえていらっしゃる方にピッタリなのが、生命保険信託という方法です。
生命保険契約を締結するのと同時に生命保険信託契約も締結し、死亡保険金受取人を信託会社(信託銀行)に変更しておきます。
その後、万一の状況が発生すると、保険会社が保険金を信託会社に支払い、その金員は信託会社で財産管理をすることとなり、予め生命保険信託契約の中で、指定された金額を分割払いで子供たちに分割払いをしてくれます。
つまり、信託会社が保険金を管理してくれることで、一括払いのリスクが減少し、月々分割払いで子供たちにその額を交付することによって、両親の想いを実現することができます。
私も未成年の子供がいますので、万一に備えて生命保険信託契約を締結しました。ちなみに、業界で一番安いといわれているプルデンシャル信託に試しに加入してみることにしました。
この信託会社の生命保険信託の特徴は、生命保険契約締結後、信託契約はすべてパソコン上での質問に回答するだけで完結します。
上記が実際の画面ですが・・・・
①生命保険契約情報入力
→信託する生命保険契約に関する情報を入力
②委託者情報入力
→保険金を信託しようとする自分の情報を入力
③受益者情報、交付内容入力
→保険金をもらう人と保険金の支払い方法を入力
④残余財産関連入力
→受益者が亡くなった場合の残余財産の帰属先を入力
⑤指図権者情報入力
→保険金をもらう方法を指図する人を指定する場合入力
⑥お支払い情報・入力内容のご確認
→信託契約の費用(5400円)の支払いに関する情報を入力
の流れにそって入力すると契約が完了し、後日、生命保険信託契約書が送られてきます。
プルデンシャル信託の生命保険信託は、雛形にそった形での入力で、オーダーメイドで想いを実現したい方には少し物足りないかもしれませんが、費用をかけずに想定されるリスクをヘッジしたいと思われているお客様にはおススメだと思います。
この生命保険信託は、今後ますますニーズが増えてくるものと思います。今後、もっと使い勝手が良くなるようにスキームを検討しておりますので、生命保険に関する信託を検討中のお客様は当事務所までご相談ください。