昨日は、融資業務の審査にAIが活用されていることを書きました。
最近では介護の現場にもAIが活用されてきていますので、ご紹介します。
ソニーフィナンシャルホールディングス株式会社の子会社である「ソニーライフケア株式会社」は、介護事業を展開しています。その介護付き有料老人ホームに、SONY製の「aibo」を導入して、入居者へのサービス向上を図るための検証を行っています。
ペットには癒し効果があることは論文でも発表されているようです。うつ病や孤独からくる不安、QOL(生活の質)の向上に癒し効果が役立つようですが、実際のペットを介護施設の中に連れてくることは、アレルギーの問題やペット嫌いの入居者の問題や実際に世話をすることなどを考えるとハードルが高くなってしまいます。
しかし、aiboであればそのような心配はありませんし、aiboを通じて介護記録を蓄積し、AIで分析することで利用者のサービス向上に役立てるシステムを搭載できる可能性があります。
また、日本生命では、「人生100年時代のベストサポーター」として、アマゾンのAIスピーカーである「Echo」を活用した認知症予防のプログラムである「ニッセイ脳トレ」を提供しています。
このプログラムは認知症研究の第一人者の意思が監修し、認知症にならないためのコンテンツが詰まっているようです。AIスピーカーへの話しかける言葉がおかしかったり、一定期間利用しなかった場合に家族にその旨の連絡が自動に通知されるなどの機能があれば、一人暮らしの高齢者の方の見守りや体調管理にも活用できそうですね。
ということで、すでにAIはいろいろな生活の場で活用されはじめてきています。司法書士の仕事にもそろそろ・・・・ですかね!?