今まで当たり前だと思っていたことが、時代の変化とともにカタチを変えつつあります。
本日の日経で、アメリカの大手小売業者のウォルマートが、完全子会社の西友を売却する方針で決定した、という記事がありました。
西友といえば、日本では有数の大手スーパーであり、「お値段プライスロック」という一定期間値上げをしないという戦略が有名です。
ウォルマートが売却を決定した要因は、個人消費者のあり方に「ネットシフト」という変化が生じたから、とのことです。
つまり、欲しいものは「小売店で購入する」のではなく、「ネットで買う」という方が多数を占めてきたということで、スーパーに限らず、小売店の価値が下がってきているのですね。
確かに私自身のことを振り返っても、
本は、在庫があるかどうか分からない本屋でウロウロ探して時間を消費するよりも、Amazonで検索して注文することの方が多いです。
CDレンタルにしても、レンタル屋で借りると返却する手間と時間、延滞料金が発生するリスクがあるので、ネット配信でレンタルします。
また、スーパーでの買い物も、わざわざ休日に車を出してお米などをまとめ買いするよりも、ネットスーパーで注文して家まで届けてもらうことが多いです。
今まで、市場の主役はコンビニを筆頭とする小売業者でしたが、その主役の座が揺らぎ始めていることをこの記事は物語っています。
私達士業も例外ではないと危機感をもっております。
時代の変化を意識しながら、常にお客様のニーズに寄り添っていきたいと思います。