「朝起きたら、会社に行く気がおきなかったので、無断欠勤した。」
「寝坊したので、出勤が昼になってしまった。」
「仕事の途中で帰宅したくなったので、定時前に帰宅した。」
「この作業は嫌いなので、やりたくない。」
・・・・以上のことが起きた場合、通常の会社であれば、大目玉を食らうことは当然ですし、常態化してくれば職場を失うことにもなりかねません。
しかし、ある会社では、通常の会社では認められていないことが認められています。さらに常識では考えられないのが、無断欠勤してもOKではなく、欠勤する場合でも会社にその旨を連絡をしてはいけない!・・・というルールになっています。
しかも、仕事を休むからと会社に事前に連絡すると、逆に厳しく注意されてしまうというのですから、常識では到底考えられません(笑)
また、会社から依頼された仕事はこなすことが当たり前になっており、断る前提は通常考えられませんが、この会社では、事前にいくつかの工程を分類し、アンケートで、好きな作業に〇、嫌いな作業に×をつけ、嫌いな作業はやる必要はなく、好きな作業だけすればいいことになっています。
つまりのところ、好きな時に働き、好きな時に休めるわけですから、自分で自分のことをマネージメントすることが要求されてくるわけです。通常の会社では、出勤時間が決まっており、会社に管理されているわけですが、この会社では働くことも休むことも従業員の自主性に任されているため、従業員が主体的に働くようになるというメリットがあるのかなと感じました。
また、好きな作業と嫌いな作業を自分自身で分類することで、強みと弱みと理解し、自分の強みのみを生かして仕事を行うことは理にかなっており、弱みの仕事を行うストレスもないわけですから、従業員にとっては最高の職場環境ということになるのではと思います。
働く人にとって夢のような会社は、大阪にある「株式会社パプアニューギニア海産」という水産会社です。今まで管理型の経営をされていたのですが、大震災ですべてを失ったうえに、長年大切な戦力だった従業員に去られてしまった出来事をきっかけに、働く側の人と向き合いながら働き方を変えていったそうです。
昨日、働き改革のことをブログに書いていた際に、以前、テレビで見たこの会社のことを思い出したので、今日ご紹介させていただきました!