昨日はパイオニアの買収のことについて書きました。確か大学生時代だったと思いますが、カーナビやオーディア機器のブランドとして確固たる地位を築いていて、パイオニア製品を何度か購入したことがあっただけに、時代の変化に対応していくことの難しさを感じます。
時代の変化で最近気になったのが、携帯電話が私たちの身近な存在となる前に活躍していた「ポケベル」です。
国武万理さんが歌っていた懐かしい曲である「ポケベルが鳴らなくて」のタイトルにも使われたように、一時期は通信手段として多くの方に利用されておりました。
かくいう私も、司法書士事務所でアルバイトしていた時にポケベルを持たされて、何か事務所から伝えたいことがあると、ポケベルから独特の「ピー、ピー!」という音がなって、慌てて近くの公衆電話に駆け込んだことを今でも覚えています。
最盛期には契約者数が1000万台を超えていたようですが、ここ10年以上ポケベルを使っている人を見る機会もなかったので、自然消滅しているものと思っておりました・・・。
ところが先日、来年の9月末日をもってポケベルのサービスが終了するというニュースを見て驚きました!
まだ、サービスを提供していた会社があったんですね。
ちなみに唯一ポケベルのサービスを提供していたのが、東京テレメッセージ株式会社。
端末は20年以上前に製造を中止していながら、利用者がいるということで今までサービスを提供し続けてこられたようです。
しかも、1500名弱の利用者のためだけに・・・。
ポケベルは携帯では電波の届かない場所でも受信できるため、主に医療関係者が使ってきたとのことですが、今後はその特性を活かして地方自治体向けの防災無線の無線呼出などにリソースを投入していくようです。
ポケベル→ガラケー→スマホと時代の変化と共に通信手段も変わってきています。スマホもあと数十年経つと、ポケベルと同じ運命を辿っていくことになっていくのでしょうか?