今日の日経新聞の1面で「足りない特養」という見出しが目に入り、高齢者が増えていながら施設の建設は追いついていないからそうだよな・・・と思っていたところ、「実際には空き」との見出しが続いており、!?と思いながら記事を読んでいたところ、なるほど人材不足の影響が出ているのかということがわかりました。
私の周りでも、特別養護老人ホームに入所したくても順番待ちになっているという話は以前からあったのですが、首都圏で施設入所待ちをされている待機者6万5000人のうちの約1割に相当する6000人分のベッドが実際には空いていたそうです。
介護業界は、仕事がきつく責任も重い割には十分な賃金が払われないため、なかなか人材が集まらない状況にもかかわらず、施設を利用する高齢者が急速に増加しています。
そのような状況にもかかわらず、待機者が多いから施設を建設するという流れを流れ変えていかなければ、介護サービスを提供するにおける需給のミスマッチはますます加速していき、待機者の解消どころか、人材不足によって介護サービスの提供を中止せざるを得ない状況に追い込まれる事業者が増えることにもなりかねませんね。
最近、いろんなサービスを受ける場面で、人手不足を感じることが多くなって気がします・・・・。