昨日は帰省のため、東北自動車道をひたすら運転をしておりました。
いつも帰省の時期の高速道路は、都内の首都高速道路から混んでおり、東北自動車道に入る前にぐったり・・ということが多いのですが、昨日はこの時期にしては珍しくまったく首都高速道路は渋滞しておりませんでした。
しかも、東北自動車道に入っても通行量は少ないですし、サービスエリアに駐車している車も例年に比べて少なく、いつも駐車スペースを探していたのがウソのようなすき具合で、「これなら明るいうちに着けるかも・・・」と思ったのは、大きな過ちでした・・・。
栃木から雪がちらつきはじめ、福島に入ってから吹雪となり、強烈な風とともに粉雪が舞い上がり、瞬間的にホワイトアウトのような状態が何度か訪れ、全く前が見えなくなってしまいました。
高速道路上にも雪が積もっていたためセンターラインも見えず、もはや走行車線を走っているのか、追い越し車線を走っているのか、はっきりしないまま走行し、手になんとも言えぬ汗を感じながらハンドルを握っておりました。
先のインターでは多重衝突事故で通行止めとなっていたり、対向車線も事故を起こしていたりといつ自分が事故にあってもおかしくない状況でした。
高速道をおりてからも、一般道も路面が凍結しており2度もスリップ!
たまたま対向車線に車がいなかったため、事なきを得ました(汗)
テレビの天気予報で、年末は強烈な寒波に注意してください・・というニュースは何度も聞いていたのですが、「まさか自分が何かに巻き込まれることはないだろう」という思い込みで車で帰省し、たまたま事故に巻き込まれずに済んだのですが、やはりもっと慎重に行動すべきだったと反省しました。
おそらく、例年より道路がすいていたのは、そのようなリスクを予想して回避されていた方が多かったんだと思います。
人間は「正常バイアス」といって、自分にとって都合が悪い情報を無視や過小評価してしまうことで、災害に巻き込まれる原因になったりすることがよく言われておりますが、まさに昨日はそのことを感じた一日でした。
みなさまも、「自分だけは大丈夫」という心理的なバイアスにお気をつけください!