昨日もお客様からのご依頼で、遺品整理をお手伝いをしてきまして、トラック5台分が廃棄物で一杯となりました。
年末から自宅や自分自身の断捨離をしましたし、新年に入ってからすでに2回目の遺品整理をしております。
豊かさの象徴とは多くのモノを持っていること・・・というような時代に育ってきたわけですが、多くのモノが廃棄物となっていく様子を見て、モノに囲まれる生活というのが、果たして本当に幸せなんだろうか・・・と考えさせられました。
世界一貧しい大統領と言われたムヒカ前大統領は、リオ会議のスピーチの中で、
「現代に至っては、人類が作ったこの大きな勢力をコントロールしきれていません。逆に、人類がこの消費社会にコントロールされているのです・・・」
と、現在の消費主義社会に疑問を投げかける演説をされました。
また、日本のテレビ番組の中で、日本人の幸せについて語った際に、「幸せとはものを買うことと勘違いしている」と、日本人が本当に幸せなのか疑問だと話をされていたことを思い出しました。
スピーチやインタビューを聞いた時も衝撃的でしたが、最近になってムヒカ前大統領が伝えようとしたことを理解できる気がします。
最近では、IT技術の進化によって、知らず知らずのうちに消費意欲を刺激する仕組みが出来ており、私たちの潜在的な無意識レベルをコントロールできるようになっています。断捨離作業を通じて、モノを買うということの奥深さを感じました・・・。