昨日、数人と名刺交換させていただく機会がありましたので、今日は名刺のことについて感じたことを書いてみたいと思います。
開業当初の名刺は、事務所の住所・連絡先・資格と名前だけ書かれていたシンプルなものでした。これでは、他の事務所との差別化が図れないと思い、デザイナーに依頼してロゴを作ってもらい、デザインや字体を特徴的なものにしたりと、一度名刺を受け取っていただければ「あ、以前もらったことがある・・」と相手の方の記憶に残るような名刺にはなってはいるかな・・と今まで感じておりました。
しかしながら、1対1の名刺交換でしたら相手が誰だかわからなくなることはありませんが、同時に複数の方と名刺交換する場においては、名刺のデザインは覚えていただいたとしても、果たして名刺と私の顔が一致して覚えていただけているのだろうか・・・と、ふと思いました。
というのも、昨日いただいた名刺にはそれぞれ自分のことを覚えてもらう工夫がされているものが非常に多かったからです。
絶対に相手のことを忘れない情報は「顔写真」ですね。
顔写真が入っている名刺と入っていない名刺を改めて並べて比べてみましたが、その差は一目瞭然です。名刺は渡して終わりではなく、何かあった時に顔を思い出してもらう必要があるわけですので、顔を覚えてもらう工夫は特に大事です。
そんな基本的なことはわかってはいたものの、自分の名刺には今まで取り入れておりませんでした・・。
また、司法書士という肩書だけではなく、自分が何を専門分野としているのかが、はっきり書かれているものが多く、何を生業としているのか具体的なイメージが涌いて依頼につながる情報が工夫されて記載されていました。
中には、自分が専門家に依頼してもいいのだろうか・・と不安に思っているお客様のために、業務内容として、「遺産総額〇〇〇〇万円以下の相続手続き」と具体的な数字を入れ、相談のハードルを下げる工夫をされている名刺もありました。
私たちの業界を知らない方が名刺を受け取られた場合に、司法書士中村好孝でお客様にわかってもらえるはずもなく、「自分は何ものであるのか・・」ということを、お客様の視点に立って考える必要があり、まだまだ改善の余地あり!・・ということを感じさせてくれた名刺交換でした。