今日は、午後から認知症対策をご依頼いただいているお客様とご家族のみなさまで打ち合わせを行いました。
資産を所有されているお客様にとって、認知症や判断能力が低下した場合に大事な資産がどのようになってしまうのか不安に感じられている方は多いと思います。
今日もお客様もそのようなご不安をかかえていらっしゃっており、その不安を解決するために「家族信託」で財産を保全・管理・運用できるよう、昨年から打ち合わせを重ねてきました。
相続人が複数いらっしゃる場合、相続が有利となるように家族信託が活用されると、後々遺留分を侵害して結果的に相続争いとなることもあるのですが、今回のお客様の打ち合わせにはご家族全員に同席いただいており、全員の意向を確認しながら進めていけるのでこちらも安心です。
現金を預ける銀行や株式を預ける証券会社の根回しも完了し、家族信託ではハードルが高いと言われている分別管理のための信託口口座を開設してくることも確認が取れているため、やっと八合目の工程まで到達したという感じです。
家族信託は、ご両親の財産をご両親に代わってお子さんが管理するというケースが多いと多いと思いますが、先にお子さんの方がお亡くなりになってしまったり、不慮の事故で判断能力を喪失してしまうことが必ずしもないとは言えません。
よって、そのようなことも想定しながら信託スキームを設計しなかればならないので、最後まで気を抜かず信託を組成していきたいと思います!