昨日、東京競馬場で開催されたG1レースがニュースで話題となっておりました。
G1レースとは、競馬における格付けが最高峰のレースで、8000頭近くの在籍馬の中から選ばれたわずかな競走馬しか出場できません。
その競走馬の鞍上にはやはり選ばれし騎手が騎乗することになるのですが、G1レースではじめて女性である「藤田菜七子」騎手が騎乗することになり、話題となったわけです。
ちなみに馬主は風水で有名な「Dr.コパ」さんだそうです。
菜七子騎手が騎乗した馬は4番人気でしたが、結果は検討むなしく5着となりました。
印象的だったのが、レース後のインタビューでした。
「大きなレースに乗せてもらって、これからはもっといろんなことを考えて乗れるようにしたいです。ファンファーレを聞いて、盛り上がりがすごかった。初めて、馬場の中で聞いて泣きそうになりました。」
「東京競馬場は何度も乗っているし、ダート1600メートルも何度も経験があるのですが、今日は違う景色に見えました。」
G1レースという大舞台は、いつも騎乗するレースと異なって、今まで感じたことがない感動や同じものを見ていても景色が違うようにみえるほど、全く異次元の世界というのを自身で体験したわけです。
一度異次元の世界を体験することで、今までの自分の視野や考え方が、いい意味で「破壊」されていくわけで、一段上の世界にステップアップするためには、必須の経験だと言えるのではないかなと思っています。
まさに「体験した人しか語れない言葉だなあ・・・」と思ったのと同時に、今後の成長が期待できると感じたインタビューでした。