今日は事務所の近くの高校へ出前授業にいってきました。
私が話したテーマは「士業の現状と将来像」
「アナログ時代」→「デジタル(インターネット)時代」→「これから到来する時代」の3つのステージに分類し、士業を取り巻く環境がどのような変遷をたどってきたのか、またどのようなことが想定されてどう対処すべきか、私なりの考え方を伝えてきました。
もちろん、この時代の変遷はなにも士業に限らず、どの業界にも当てはまることなので、技術の進歩などの環境変化が自分たちにどのような影響を与えるのかを生徒さんにも一緒に考えてもらいました。
授業の時間の中で、一番時間を割いて高校生に伝えさせてもらったのが、「目標設定を持つことの大切さ」です。
勉強をしっかりすればいい大学に行ける、いい大学に行けばいい会社に入れる、いい会社に入ればいい生活をおくることができる、だがら勉強をしっかりしましょう!・・・と言われ、将来の目標を設定することなく目の前のことをこなしていく日々をおくるという人も多かったのではないかと思います。
しかし時代の変化と共に、必ずしもそうなるとは言えず、一番重要なのが、自分がこうなりたい!という目標を設定して、それに向かって自分が何が足りず、何をしたらいいのかを考えるということです。
頂上(目標)に到達するためには、今の自分に何が不足しているのか現状分析をしたうえで準備し、目標までのルートを記載した地図を持参しながら、一歩ずつ目標に向かって歩き出すことが、頂上に到達するための近道となります。
将来の目標を定めずに勉強し続けていくことは、登山に例えると、装備も地図も持たずに山を登るようなもので、一生懸命山道を登っているにもかかわらず、遠回りしたり頂上ではない場所に到達したり最悪の場合は遭難することも考えられます。
高校生のうちに将来のことを決められる人はもちろん少ないとは思いますが、そういったことを若い時から意識して世の中のことを見ているだけでも、見えてくる世界が違ってくるのではないかと思っています。
今日の話が、これから無限の可能性を秘めた高校生にとって、少しでもお役に立てればいいなあ・・・と思ってます!