昨日の業務終了後、特殊小型船舶操縦士の免許を取得するための学科の講習を受けにいきました。
専門外の知識を頭に詰め込むこと、4時間半・・・・。仕事の疲れもあり、終わることにはグッタリでした。
簡単に取れる資格だと思っていたのですが、はじめて単語を聞く知識も多くて、試験日まで本腰入れて勉強する必要がありそうです。
今まで海に行っても何気なく海面を眺めていただけですが、航行の際のルール、信号、記号、航路標識など、様々な決まりがあることが学んだので、同じ海の景色を見たとしても、今まで見えなかったモノが見えてくるような気がして楽しみです。
昨日の講習の中で、満潮と干潮に関する講義がありました。潮高が一番高くなる時間が満潮で、一番低くなるのが干潮であり、月と太陽の引力作用によって、海面が上下する現象のことです。
このこと事態はおそらく小学生の時に学んだことであり、今までも何の疑問もなく当たり前に思っていたのですが、講義の際に講師の先生が、「月の引力に引っ張られて海面が上昇するんですよ」と、地球と月と海面の図を書き、引力で海面が引っ張られる様子を説明されておりました。
その時です。
ふと、「月の引力って、海面の水を引っ張るくらいの力があるなら、人だって海面と同様に月に引っ張られているはずなのに、なぜ上下しないのか!?」・・・ということが気になって、その後の講師の先生の講義が耳に入らなくなってきました(笑)
つまり、なぜそのような現象が起きるのか問題に出されたら解答が出来るものの、疑問に思ったことに自分なりの解が出せないということは、そのことに関しての本質を理解していないんだなあ・・・ということがよくわかりました。
そう思って考えると、当たり前と思っていることが実は理解していないことって結構ありますよね。子供が小さい頃、「なぜ空って青いの?」という質問をされて、「うっ・・!」となってしまうあんな感じです。
知っているのに理解していないことっていうのは、本当にわかっていることではないんだな・・ということを感じた出来事でした。