はじめて知ったのですが、徳島県は行政手続きの簡素化を目指していて、行政手続きのオンライン化に積極的に取り組んでいるほか、AIやRPAなどの新技術を積極的に利活用していて、「徳島と言えば、AI」がキャッチフレーズになっているようです。
民泊導入に関する質問に対して、AIを活用したFAQ応答システムの実証を行ったり、海外や全国から観光客が集まる阿波おどりに関する各種質問も4か国語対応のFAQ応答システムでの実証がすでに済んでいます。
現在は、「食の安全安心」「障がい者雇用」「消費生活」「被災者支援資金」の4つのテーマでAIによる応答システムが運用されています。【FAQ応答システム】
また、以前は知事が定例記者会見を行った場合、職員の方が文字おこしをしていた方法を、マイクで音声を拾ってAIが文字おこしをする方法に変更し、HP掲載までに5日かかっていた時間が3時間に時間が短縮されました。
しかも、文章が長くて読みにくいと感じた場合、「AI要約サービス」で要約率を設定すると、自分が読みやすい文章量にAIが要約してくれるという機能もついています。
その他、公金支払業務にRPAを導入したことで、削減率92%、年間約32,000もの時間削減を達成できたようです。
今後は、さらにこれらの技術を活用して、「窓口訪問不要」「24時間対応」「レスポンス短縮」を実現することで、県民・事業者の利便性向上と職員の働き方改革に寄与していくことを目標としているようで、時代の変化に積極的に対応しており、今後の行政手続きのモデルケースとなりそうですね。