事業をしているといつも良いことばかりあるとは限りません。
先日も、10年近くサポートさせていただいていた会社のA社長が、突然のトラブルで少しずつ大きくしてきた会社の経営権を手放さざるを得ないトラブルが生じてしまいました。
A社長をサポートしている専門家のネットワークによって、事態の収拾を図ったものの、残念ながら自分で起業した会社を失う結果となってしまいました。
会社を失うということは当然ながら収入が途絶えてしまうことを意味しますから、ご家族のことを考えると、なるべく早く再スタートをきってもらう必要があります。
私も何か出来る支援はないかと思い、顧客のB社長に事情を話して相談してみたところ、「その人に会ってみましょう!」とその場ですぐに決断していただきました。
善は急げということで、早速その旨をA社長にお伝えし、その日の夜に私も含めたマッチングの場を設定させていただくことになりました。今までの経緯がA社長からB社長へ話があったあと、B社長が今後事業展開していきたい方向に関するビジョンの説明がありました。
話が進むなかで、両社長とも意気投合し、「会社を一緒に大きくしていきましょう!」という有難いB社長のお言葉があり、A社長のピンチを救っていただけることになりました。
A社長に起きたことは不幸なことではありましたが、自暴自棄になることなく次の目標に向かってすぐに行動したことで新たなチャンスを掴むことができたわけです。
目の前でその様子を見ていて、「チャンスは貯金できない」「行動した人のみがチャンスを掴める」という言葉の重みを感じたと共に、気持ちひとつで「ピンチはチャンス」にもなり得るので、諦めてはならない・・・・と感じた出来事でもありました。