横浜銀行と千葉銀行の業務提携が発表されました。
地銀トップ(横浜銀)と3位(千葉銀)が提携することは、如何に地方銀行の経営環境が厳しいかが窺えます。
これまで上位行と中位・下位行が経営強化のため提携することが多かったのですが、今回は上位行同士の提携です。
これは銀行、なかでも地方銀行の経営環境が思った以上に厳しいことの裏返しでもあります。
元来、銀行機能の強みは預金と融資の金利差による預貸金利ざやや、為替による送金決済機能を有していることでした。
ところが、超低金利により利ざやは激減し、スマホを使ったキャッシュレス決済等にも新興企業が参入してきました。これまでの銀行のビジネスモデルが大きく変わったことが、将来への危機感につながったことは否めないと思います。
首都圏地盤の両行提携は、人口が減少傾向にある地方都市の地銀へ大きな衝撃でもあり、その影響は大きいものと思われます。
翻って、私たちの業界も電子化が広がり、事務処理も大きく変わってきました。変化に対応した柔軟な行動が求められることを、強く感じたニュースでした。