昨日のプロ野球で、楽天の美馬投手が残念ながら完全試合を達成することができませんでした。
もし、達成していれば、1994年に巨人の槙原投手が達成して以来、25年ぶりの大記録となったのですが・・・。
完全試合とは、ノーヒットノーランよりも難しく、四球・死球・エラーなどによる走者の出塁も許されないため、9回を打者27人で終える必要があります。
美馬投手は、8回まで24人をパーフェクトに仕留め、後は9回の3人で記録達成!・・・のはずでしたが、25人目の打者に四球を与えてしまい、完全試合への記録が途絶えてしまいました。
もちろんご本人も記録を意識されていたわけで、この四球によって美馬投手の気持ちが折れてしまったことは、その後の結果から容易に推測することができました。
というのも、完全試合の達成ならずとも、ノーヒットノーランの達成は残されていたのですが、次の打者にヒットを打たれ、残念ながらノーヒットノーランならず。
さらにあと一つのアウトで完封・・というところで、タイムリーヒットを許し、勝利したものの完封にもなりませんでした。
8回までパーフェクトでありながら、最後の1回で記録を強く意識したために、自分の中で何かが変わってしまったと思いますし、記録達成が出来なくなった瞬間に張りつめていた気持ちが折れてしまったんでしょうね。
相手方の戦力が9回になって急に変わったわけでもないのに結果が全く変わってしまったのは、美馬選手ご本人の気持ちなのかもしれません。
自分の気持ちをコントロールする難しさ、気持ちと結果の因果関係について考えさせられた試合でした。