ビジネス衣料のカジュアル化が、アパレル業界の業績に大きな変化をもたらしているようです。
過日のブログでも、静岡銀行が8月より行員の服装を通年で自由化したことを記しましたが、三井住友銀行も同様に9月から始まったようです。
お堅いイメージの銀行が、これまでのスーツからジャケット、チノパンとカジュアル化が進み、働き方改革や働く人の意識変化も相まって、多様な服装を好む人が増えてきました。
カジュアル衣料を扱うファーストリテイリング、ワールド、アダストリアなどは軒並み追い風を受けて大幅増益となっております。
一方、ビジネス衣料の青山商事、アオキHD、ワールドなどはいずれも大幅減益で大苦戦中です。
翻って、私たちが店頭で衣料購入しようと考えたとき、スーツ販売店より、まずはジャケット販売店に足が向くのではないでしょうか。
ビジネスにおいてもカジュアルな衣料を求める消費者の行動が、そのまま企業業績に反映された形になっていますね。
銀行員とスーツはとってもお似合いのフレーズだったのですが、服装の多様化により大きく変革していきます。
この流れは、ますます増幅されていくでしょうから、今後はカジュアル志向でセンスある品揃えの有無が業績を左右していく要素となっていきそうですね!