先日、所内の会議において、「型」の大切さを上司が部下にアドバイスをしている様子を見て、改めて型について、意識させられました。
武道においても、スポーツにおいても、初心者が上達するために必要なこととして、その道のプロから型を教わり、その型を何度も繰り返し体に覚えこませることが、早く上達するための秘訣だと思います。
型というのは、長年にわたる試行錯誤のうえに完成した、先人達のエッセンスが凝縮されたものであり、その型を学ぶことなく自己流で行うことは、なかなか上達しなかったり、変な型が身についてしまうなどのリスクがあります。
これは、仕事においても同様なことが言えると思います。
仕事を覚えるためには、その職場における「型」を学ぶ必要があります。その際、自分なりのやり方や意見などがあったとしても、まずは型を繰り返し覚えて身につける必要があります。
その型が身についてから、自分なりの工夫をしていくことで、バージョンアップされた型を身につけることが出来るのであり、基本の型を身につけずに自分なりの改善をしていくことは、結果的には遠回りしたり、何も身につくことができないことにもなりかねません。
つまり、まずは型を守り、型を身につけたら自分なりの改善をして型を破り、そして最終的には自分なりの型を確立していく、「守・破・離」の過程を意識することが大事だと思います。
最近、いろいろと新しいことに挑戦していることもあり、「型」を学んで実践することの大切さを自分なりにも身に染みて感じております。
うーん、ゴルフも最初に「型」を学んでおけば良かった・・・・と後悔です(笑)