最近、不動産の問題、相続対策、お墓の問題に至るまで、いろいろなお悩みの支援をさせていただいております。今日もあるご家族に集まっていただき、お悩みの問題に対して、どのような解決方法があるかを税理士の先生と一緒に提案をしてきました。
実は悩んでいることが頭の中でもやもやしていて、実際のところはどういうことで悩んでいるのかが整理されていないことで不安に感じられていらっしゃる方が多いのではないかと最近感じます。
今日も、お悩みの問題を文字や数字で見える化をしたことで、お客様が漠然と不安に感じられていたことが判明し、今まで気がつかれていなかったリスクも理解していただくことができ、何をすればいいのか悩まれていた状態から、問題解決の一歩を踏み出すことができました。
不安に感じていらっしゃることを見える化して情報を共有し、さらに数字を入れたシュミレーションをして、現状のままで何もしないでいると起こりうる不利益が何なのかを感じていただいたので、何をすべきかや優先順位が見えてきたのではないかと思います。
この見える化はいろいろな場面で活用できます。実は、私の事務所も見える化の仕組みを取り入れてみました。例えば、売上です。今年から、年間目標、一日の売上目標を数値化し、達成未達成も数字で公開しています。また、どのお客様からいくらの報酬をいただいているのかを円グラフにして、売上に対して何%を占めているかが一目でわかるようにすることで、自分が担当している仕事がどれだけ売上に貢献しているかや、目標まであとどれくらい頑張ればいいのか誰でもわかるようにしました。
売上を見える化することなく、売上を増やすために頑張りましょう!というだけでは、スタッフも、どのようにどれだけ頑張っていいかわかりませんよね。また、私自身、将来売上が減少していくのではないか・・・と漠然と思っていたことが、売上を見える化したことで、リピーターの比率が多いことや、どの分野が当事務所の強みとなっているかも判明し、今後の重点業務として何をすべきなのかのヒントとなりました。
また、夫婦問題についてお悩みのお客様に対し、直接の問題とは関係のない、家計簿をつけてお金の流れを見える化するご提案をさせていただいたこともありました。ご自身では気がつかなかった支出の額を把握してもらうことができ、問題の根源の一因が家計のお金の管理の問題だったということもありました。
そんなわけで、頭の中で悶々と考えるだけでなく、文字や数字として可視化して、何が問題なのかをはっきりさせることが、問題解決へのアプローチになります。頭の中の情報を箇条書きにして、見える化してみてはいかがでしょうか!