今日は、老人ホームにお伺いし、お客様との面談を行ってきました。
相続手続きが未了で名義変更を行う必要があったのですが、お客様が高齢で施設に入所されているお話を事前に伺っていたため、ご本人確認と意思確認を兼ねてお会いしてきました。
万一、意思確認ができない場合に備えて、後見手続きを選択した場合にも対応できるように書類を準備していきましたが、お会いしたところしっかりされていて、その心配は全くありませんでした。
施設から戻って自宅で一人暮らしをするのは難しいため、相続手続きが完了したら、空き家にならないよう、売却する話もあったのですが、やはり長年住まわれたご自宅ですから、自宅で生活ができないことがわかっていても、売却をすることに未練があられるようでした。
ただ、ご家族とも相談され、誰も住まない自宅を所有することのデメリットなどをご理解いただき売却の方向で話がすすむことになり、空き家予備軍から空き家にならずに済みそうなのですが、やはり、目の前での実際のやり取りを拝見していると、空き家リスクをわかりつつも自分が元気なうちは自宅を手放したくない・・という揺れる気持ちを垣間見た気がしました。
やはり、本人の気持ちに寄り添いつつ、話をすすめていくスタンスが大切だと感じた出来事でした。