3メガバンクが休職しやすくする制度を相次いで導入するとの新聞記事が出ていました。
三井住友銀行は、配偶者の転勤や留学の際に最長で3年休める制度を設けるようです。
三菱UFJ銀行も退職せずに企業や留学に挑戦できるようにする、また、みずほ銀行も大学院や専門学校に通学できる制度をそれぞれ導入するようです。
三井住友銀行では、配偶者の転勤やスキルアップを目指した離職者が年50人以上にのぼるほどで、新制度を導入し、一時的に銀行を離れても、再び職場に戻りやすくすることで離職者の抑制につなげたい考えのようです。
優秀な人材流出を食い止めるために、幅広く休職を認め、在籍しながら起業や留学、資格取得等の挑戦を人事制度面から銀行が支援していこうという考え方ですので、働き方改革の一環と言えるでしょう。
新卒学生の就職希望企業ランキングでも上位10社の中で、三菱UFJ銀行のみが5位にランクされたのみで、最近の銀行の人気は低下傾向にありますので、志望学生には好意的に受け止めてもらえるのではないでしょうか。
これまで銀行はあらゆる面で折り目正しい保守的な考えがありましたが、今回の配偶者転勤の休職を始め、今夏から実施された三井住友銀行やみずほ銀行の夏期限定でのTシャツ・ジーパン、三菱UFJ銀行の通年でノーネクタイのほか一部地方銀行でも、服装の自由化を実施しております。
本業の銀行業務と共に、従来の概念にとらわれることなく、大胆に改革していかなければならない難しい時代となっておりますね。