昨日テレビを見ていたら、ほめちぎる教習所を特集しておりました。
教習所といえば、とにかく教官が怖くて威張っていたという印象があります。私も教習所に通っていた頃は、目的である免許を早く取得するため、教官から合格の印鑑をもらう必要があるので、教官の対応に不満があっても教官の印象をよくするために、顔で笑って心で泣いていたことを思い出します。
おそらく、どこの自動車教習所も、教官は怖いという印象があったのだと思います。
ところが、少子化や若年層の車離れという背景もあって、生徒数が年々減少していたある教習所が、今までの鬼教官のイメージを払拭し、生徒をほめて伸ばす方針に変えたところ、口コミでその噂が広まり業績も回復したと同時に、生徒の運転技術の向上や事故率の減少にもつながったようです。
教習の際に生徒が運転をミスしても、そのミスを指摘するのではなく、出来たことをほめてあげることで、生徒のモチベーションもあがり、生徒にとっても教習所にとっても良い結果につながっているようです。
私の世代は叱られて伸びる時代でしたが、指導者や上司による〇〇ハラスメントというニュースを見るにつけ、ほめて伸ばす育成に変わってきたことを改めて感じさせられた特集でした。