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微差は自分では気がつかないので・・・・!       相模大野の司法書士からのアドバイス

2017 / 09 / 30 / 土

 

 

微差が勝敗をわけます・・・・・・ 

 

今日は、子供の空手の大会の応援に行ってきました。午前は「型」の試合で、午後からは「組手」の試合でした。

 

自分の子供の出番まで、相当数の試合があったので、「型」の試合を自分でも勝敗の予想をしながら観戦しておりました。

 

「型」の試合では、赤と白に分かれた2名の選手が指定された型の演武をした後、3人の審判による判定で勝敗が決まります。判定は、「赤優勢」「白優勢」「引き分け」の3パターンの中から、審判が旗で意思表示をしてジャッジされます。

 

過半数である2人の審判が、自分の色の旗をあげてくれなければ、延長戦となります。過半数の旗があがらない場合とは、2名の演武が甲乙付けがたく3名の審判全員が引き分けのジャッジをした場合、審判によって赤白引き分けのそれぞれの判断がなされた場合などが該当します。

 

しかし、延長戦では引き分けの判断ができないことになるようで、赤白のどちらかの旗をあげることが求められ、必ず勝敗が決せられることとなります。

 

2名とも同じ動きで型の演武をするわけなので、見た目にはまったく同じに見えそうなのですが、見ている側が受ける印象は全く異なります。おそらく1名で演武をすればそんなに気がつかないことでも、並んで比較するといろいろ細かな違いが見えてきます。

 

名前を呼ばれてからの挨拶、型を開始するまでの凛とした姿勢、一つ一つの動作からにじみ出て来るオーラなど、技の上手い下手というよりも、気持ちが演武に乗り移っているかどうかが、私の目から見ても違いがよくわかりましたし、結果もやはりそのとおりとなっておりました。

 

特に延長戦に入った場合で、技術的に差がないときは、何かしらの違いをもとにどちらが優勢なのかを判断しなければなりません。引き分けの判定がないので・・・・。

 

延長戦になった試合を検証してみると、最終的に勝敗を決めたのは、声の大きさや礼儀正しさなど、技術以外の微差が勝敗をわけていたような気がします。成年の部のある試合の延長戦を見ていた際、一方の選手は真っ白にきちんと選択された道着を身に着けて帯もしっかりと締められており、もう片方の選手は黄ばんだ色のヨレヨレの道着を身に着け、帯もだらしない感じで締められておりました。

 

延長戦前の試合では技術に大差がないと感じましたが、どちらがに勝敗を付けなければならない延長戦になってからは、道着の印象からの違いによる差が演武を通じて見えてくるようになり、結果として予想したとおりのものとなりました。

 

このことはビジネスにおいても大事なことだと思います。電話の応対、メールの返信、接客の対応、勤務時の服装など、自分では気がつかない微差であったとしても、お客様からは常に比較して見られているわけで、同じ能力や結果であれば、最終的にちょっとしたことで、ご依頼いただけるのかそうでないのかの分かれ道となってしまうことと同じだと思います。

 

自分では気がつかないが相手にはよく見える微差、もう少し意識して業務をこなしていなかければと感じた一日でした。

 

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