昨日、そろそろ寝ようとテレビを消そうと思った時、あるシングルマザーが起業する内容となっていたため、そのままテレビを眺めておりました。
3人の子育てをしているシングルマザーということもあり、収入もままならず、衣食住に苦労されている様子が・・・・。
保険会社の仕事に就くことが出来て収入が増えたものの、子供が大きくなるにつれて学費の負担も多くなり、仕事で稼いでもあっという間に消えてしまいます。
その学費の中で大きな負担となっていたのが、学校の制服。
一度に数万円の支出が必要となってしまいますし、成長にあわせて今までの制服が着れなくなり、誰かからおさがりをもらえないかと思った方もいらっしゃると思います。
そのシングルマザーの方も、制服の古着がないかあちこちを探されたそうですが、見当たらなかったようです。そこで、「無いのであれば自分で作ってしまえ!」ということで、勤務していた保険会社の上司の反対を押し切って、制服の古着を扱うお店の起業を決意されました。
地道な営業活動をしていくうちに、「こんなお店を待ってました!」というお客様の声がどんどんと広がり、今では全国で40店舗以上を展開するまでになられています。
また、子育てで苦労された経験を活かして、勤務するスタッフが子連れで出勤できる職場環境も整えられているため、小さい子を持つお母さんも子供を預けることなく働くことができるなど、ご自身が「こんなサービスがあったらいいなあ・・」というニーズを、ビジネスの中に積極的に取り込まれていらっしゃいます。
ニーズを感じることがあっても、それをビジネスにしようと行動する人は少ないのですが、この行動力の違いで起業できるかそうでないかの分かれ道になっていくのですね。
生活するのに苦労されていたシングルマザーが、自分のニーズを実現しようと経営者になる決断までの軌跡を見て、改めてそのように感じさせられました・・・。