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不安を引き受ける・・・!     相模大野の司法書士からのアドバイス

2019 / 02 / 02 / 土

 

 

 

「お任せください」の一言・・・・

 

 

昨日は、あるお客様とその関係者で会合を行っておりました。

 

 

その会合とは、お客様とお客様が取引している相手方との間で数年の期間を要した裁判が、第1審・控訴審ともこちら側の主張をすべて裁判所に認めてもらうという完全勝利で終えたので、弁護士の先生をはじめとする関係者が集まった祝勝会です。

 

 

相手方は大手の事務所かつ数名体制での弁護体制に対し、こちら側は1人の個人事務所の先生という状況でありながら、弁護士の先生は当初から、「お任せください。なんとかなりますから」とお客様に余計な心配をかけないように配慮されていらっしゃいました。

 

 

今までの苦労話を共有しながら、弁護士の先生が私の隣に座った際にふと、「中村先生、本当は勝てるかどうか半々だった案件だったんで、勝てて良かったです・・」と本音をもらされていらっしゃいました。

 

 

お客様での前では一切そのような素振りをされていらっしゃらなかったため、最初から完全勝利が見込めていた中での訴訟かと思っていたのですが、実際はそうではなかったようです。

 

 

つまり、訴訟の行方について不安な点をお客様にあまり伝えてしまうと、お客様が不安になられてしまうので、その不安を弁護士の先生が引き受けて数年間の弁護をされていたわけなのです。

 

 

私も以前、子供が救急車で集中治療室に運ばれた際、気持ちの整理がつかない間に、医師から治療に関するリスク、そのリスクが発症した場合に病院では責任がとれないこと、そのことを了承したことについて承諾書を書いてください・・といきなり言われたことがあり、そのことをふと思い出しました。

 

 

確かに、最悪になった時のリスクを説明することは医師として当然のことですし、病院としてもリスクヘッジをしなければならないのも理解できます。でも、医師としてリスクヘッジのための説明の前に、「大丈夫です。私たちにお任せください。最善をつくしますから・・・」というような、不安を感じている家族をいたわるような一言があるかないかで、大きな不安を抱えることなく過ごすことができたのではと感じました。

 

 

専門家責任について、しっかり説明しなければ最終的に良くない結果に終わった場合、「話が違うではないか!」とトラブルになる可能性がある一方で、すべてのリスクをお客様に伝えて自分の身を守ることに専念すると、その分、お客様が不安な気持ちのまま過ごさなければならない状況にもなってしまうので、そのバランスを取ることはかなり難しいなあ・・・と感じた一言でした。

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