6月は株主総会が集中する月ですが、その中で不祥事が問題となっていたスルガ銀行の株主総会が怒号飛び交う中、3時間超を要して終了したようです。
ご承知の通り、投資用不動産の融資で、契約書偽造、審査書類の改ざん等の不正融資が行われ、社会問題にまで発展した責任を追及されたものですね。
また、賃貸アパートの施工不良問題で経営が混乱しているレオパレス21でも、株主から厳しい声が浴びせられた中、ようやく総会が終了したようです。
スルガ銀行は岡野一族、レオパレス21は深山一族が創業したもので、今回の不祥事でいずれも、経営の最前線で長年君臨してきた創業家出身者が退陣することにより、経営刷新を図っております。
創業家の関与度が企業統治に影響しているのか、参考にしたい事案ですね。