りそな銀行の一部の店舗で、平日に休業日を設けることとなりました。
まずは、来月8日から、東京のあきる野市にある出張所で毎週水曜日に休業することとなったようです。
平日は午後3時までが開店時間という銀行の慣例を、りそな銀行は5時までの営業時間とし他の銀行との差別化を図っていたのですが、平日に休業日を設けることでさらなる差別化を推し進めています。
休業に伴って生じた余剰人員は、近隣の他の店舗で働いたり、研修の時間にあてたりしていくようです。
働き方改革が叫ばれ、業務の自動化、人手不足の問題などいろいろな環境変化がある中で、平日すべて営業することが常識となっている銀行にとって、そもそも本当にメリットがあるのかどうかを、考えるきっかけになっていきそうです。
ちなみに、神奈川県の鶴巻温泉にある、老舗旅館の「陣屋」も旅館業界の常識を否定し、1週間のうち、月・火・水の平日3日間を休業することにしたにもかかわらず、売上が6割増加し、以前より従業員の給料もアップ!という成果を出しています。
「しなければいけないこと決める」ことも大事ですが、逆転の発想で、「やらないことを決める」ことで、リソースを有効に活用し、今までよりも就業時間を短くして成果を出せることを立証した、いい事例だと思います。
「就業時間を短くしながら今までよりも成果を出す」・・という相反することを、今までの常識の枠にとらわれず、考えていく必要がありだなあと感じました。